イベルメクチンクリーム 1% (30mg)
¥1,980 – ¥3,980

商品概要
イベルメクチンクリーム1.0%は、酒さ(ロザセア)の治療に使用される外用薬で、Vinayak Drugs And Surgicalsが製造する高品質なトピカル治療薬です。1gあたり10mgのイベルメクチンを含有し、白色から淡黄色の親水性クリームとして処方されています。
本製品は、酒さの炎症性病変の改善と、皮膚に生息するデモデックス(ニキビダニ)の駆除という二重の作用機序を持つ革新的な治療薬です。1日1回の塗布で、顔の赤み、炎症性丘疹、膿疱を効果的に改善します。従来の酒さ治療薬とは異なる独特な作用機序により、より根本的な治療アプローチを提供し、多くの患者様の生活の質の向上に貢献しています。
30gチューブ入りで、通常2-3ヶ月の治療期間に適した容量です。夜間に洗顔後の清潔な顔面に薄く塗布することで、持続的な改善効果が期待できます。
成分・作用機序
主成分
イベルメクチン(Ivermectin USP) – 1.0%(10mg/g)
作用機序
イベルメクチンは、酒さの病態生理に対して二重の作用機序を持つ唯一の治療薬です。
1. 抗炎症作用
好中球の食作用と走化性を低下させ、IL-1βやTNF-αなどの炎症性サイトカインを抑制し、抗炎症性サイトカインのIL-10を増加させることで、酒さに伴う炎症反応を効果的に抑制します。
2. 抗寄生虫作用
GABAニューロトランスミッターのアゴニストとして作用し、デモデックスの神経細胞に結合して麻痺と死滅を引き起こすメカニズムにより、皮膚の毛包に生息するデモデックス・フォリクロラムやデモデックス・ブレビスを効果的に駆除します。
臨床研究では、イベルメクチンクリーム1%の使用により、デモデックス密度が有意に減少し、LL-37、IL-8、TNF-αなど複数の炎症マーカーの遺伝子発現が抑制されることが確認されており、これらの作用が相乗的に働くことで酒さの症状改善をもたらします。
効果・効能
酒さ(ロザセア)の治療
イベルメクチンクリーム1%は、酒さによる顔面の赤み、丘疹、膿疱の治療に使用されます。臨床試験では、治療開始から12週間後に、38.4-40.1%の患者が「清浄」または「ほぼ清浄」の状態に達し、52週間後には71.1-76.0%の患者で同様の改善が認められました。
持続的な改善効果
治療中止後の再発率は62.7%と他の治療法より低く、再発までの期間も中央値で140日と長期間の維持効果が期待できます。これは、デモデックスを直接的に駆除する作用により、症状の根本原因に対処するためと考えられています。
比較臨床試験結果
メトロニダゾール0.75%クリームとの比較試験では、イベルメクチン1%クリームは炎症病変の改善率83.0%(メトロニダゾール73.7%)、治療成功率84.9%(メトロニダゾール75.4%)と、優れた治療効果を示しました。
他の酒さ治療薬との比較
有効成分 | 作用機序 | 治療成功率 | 再発率 | 使用頻度 |
---|---|---|---|---|
イベルメクチン
1%クリーム
|
抗炎症+抗寄生虫 |
84.9%
|
62.7%
|
1日1回 |
メトロニダゾール
0.75%クリーム
|
抗炎症のみ |
75.4%
|
68.4%
|
1日1-2回 |
アゼライン酸
15%ジェル
|
抗炎症のみ |
70-75%
|
65-70%
|
1日2回 |
副作用・禁忌事項
一般的な副作用
イベルメクチンクリームで最も多く報告される副作用:
- 塗布部位の軽度の灼熱感、かゆみ、発赤、刺激感
- これらの症状は通常軽度で一過性であり、治療継続とともに軽減することが多い - 皮膚の乾燥
- 使用初期に見られることがあるが、保湿剤の併用で改善可能
まれな副作用
- アレルギー反応(皮疹、蕁麻疹、顔面・唇・舌・のどの腫脹)
- これらの症状が現れた場合は直ちに使用を中止し、医療機関を受診してください - 重度の皮膚刺激や持続する灼熱感
- 症状が改善しない場合は使用を中止し、医師に相談してください
禁忌事項
以下の方は使用を避けてください:
- イベルメクチンまたは製品の任意の成分に対してアレルギー反応の既往歴がある方
- 妊娠中または妊娠の可能性がある方
- 妊娠に対する安全性は確立されていません - 小児(18歳未満)
- 小児に対する安全性と有効性は確立されていません - 重度の皮膚疾患がある部位への使用
- 皮膚のバリア機能が低下している場合は使用前に医師に相談してください
用法・用量(使用方法)
基本的な使用方法
- 洗顔後の清潔で乾燥した顔面に、1日1回就寝前に薄く均一に塗布してください
- 額、両頬、鼻、顎の各部位にエンドウ豆大の量を使用し、指先で優しくなじませて薄い層を作ります
- 目、鼻孔、口の周囲は避けて塗布し、使用後は十分に手を洗浄してください
治療期間と効果発現
- 治療効果は使用開始から2週間程度で確認でき始め、継続使用により徐々に改善が進みます
- 通常の治療期間は3-4ヶ月間ですが、症状の程度により医師の指示に従って調整してください
- 治療中止後も平均140日程度の改善維持効果が期待できますが、症状に応じて継続使用が必要な場合があります
使用上の注意点
- 顔面のみに使用し、他の身体部位への使用は避けてください
- 万が一目に入った場合は、水で十分に洗い流してください
- 化粧品やその他のスキンケア製品との併用は、医師の指導のもとで行ってください
- 日光曝露前後の使用において特別な制限はありませんが、酒さの悪化要因となる強い紫外線は避けることが推奨されます
注意事項
保管に関する注意
- 室温(20-25℃)で保管し、冷凍は避けてください
- 直射日光、高温、多湿を避け、キャップをしっかりと閉めて保管してください
- 小児やペットの手の届かない場所に保管してください
併用薬との相互作用
- 現在使用中の処方薬、市販薬、サプリメントがある場合は、使用前に医師または薬剤師に相談してください
- 他の外用薬との同時使用は、皮膚刺激のリスクを高める可能性があります
特別な注意を要する場合
- 授乳中の方は使用前に医師に相談してください
- 高齢者の使用においては、皮膚の状態をより慎重に観察してください
- 使用中に症状の悪化や新たな皮膚症状が現れた場合は、直ちに医師に相談してください
品質保証について
- 本製品はVinayak Drugs And Surgicalsが製造する医薬品グレードの製品です
- 使用期限を確認し、期限切れの製品は使用しないでください
- 開封後は清潔な環境で取り扱い、汚染を避けてください
よくある質問(FAQ)
Q1. イベルメクチンクリームは他の酒さ治療薬より効果的ですか?
A. 臨床試験では、従来の第一選択薬であるメトロニダゾールと比較して、より高い治療成功率と低い再発率を示しています。また、デモデックスという根本的な要因に対処する独特な作用機序により、より持続的な改善効果が期待できます。
Q2. 効果が現れるまでどの程度の期間が必要ですか?
A. 早い場合は使用開始から2週間程度で改善の兆候が現れ始めますが、明らかな改善を実感するには通常4-8週間程度の継続使用が必要です。最大の効果を得るには3-4ヶ月間の治療が推奨されます。
Q3. 使用を中止した後、症状は再発しますか?
A. 治療中止後の再発率は約63%で、他の治療法と比較して低く、再発までの期間も平均140日と長期間の維持効果が期待できます。ただし、個人差があるため、医師と相談の上で治療計画を立てることが重要です。
Q4. 他のスキンケア製品と併用できますか?
A. 基本的には併用可能ですが、刺激の強い製品(ピーリング剤、アルコール系トナーなど)との同時使用は皮膚刺激のリスクを高める可能性があります。使用前に医師または薬剤師に相談することをお勧めします。
Q5. 妊娠中・授乳中でも使用できますか?
A. 妊娠中の安全性は確立されておらず、授乳中の使用についても医師との相談が推奨されます。これらの期間中は使用前に必ず医療専門家にご相談ください。
参考資料
- FDA承認医薬品データベース:Soolantra(イベルメクチン1%)トピカルクリーム
- New developments in the treatment of rosacea – role of once-daily ivermectin cream
- Canadian Rosacea Society: 酒さの理解と治療
商品名 |
イベルメクチンクリーム |
---|---|
成分 |
イベルメクチン |
効果 |
酒さの改善 |
副作用 |
発疹、発赤、皮膚炎など |
用法 |
1日1回顔の5か所(額、顎、鼻、右頬、左頬)に塗布 |
製造元 |
アジャンタファーマ |