ニキビ治療薬

【2026年最新】ニキビ処方薬完全解説|イソトレチノイン・エピデュオゲルの効果・副作用・値段から通販での入手方法まで

ニキビの薬は種類が多く、どれが強いのかが分かりにくい分野です。しかも効果の高いものは市販されておらず、医師の処方が必要な処方薬にあたります。そこでこの記事では、通販で入手できる処方薬5種を、日本皮膚科学会が2023年に改訂した診療ガイドラインの推奨度を物差しにして強さの順に並べます。あわせて併用してよい組み合わせと、絶対に一緒に使ってはいけない組み合わせも整理します。

ニキビ処方薬の強さランキング早見表

ここで扱う5種はいずれも処方薬で、薬局の店頭では買えません。強さの順位は、効きめの体感ではなく尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023が各治療に付けた推奨度と、対象となるニキビの重症度で決めています。推奨度Aは行うよう強く推奨する、C1は選択肢の一つとして推奨する、という意味です。

順位 治療薬 剤形 対応する重症度 学会推奨度
1位 イソトレチノイン 内服 重症・難治 国内未承認(海外では標準治療)
2位 エピデュオゲル 外用 軽症〜重症 A
3位 ドキシサイクリン 内服 中等症〜最重症 A
4位 オゼノキサシン 外用 炎症性皮疹 A
5位 アゼライン酸 外用 面皰・炎症性皮疹 C1

迷ったときの決め方

  • 白ニキビ・黒ニキビが中心 → エピデュオゲル
  • 赤く腫れたニキビが顔全体に出ている → エピデュオゲル+ドキシサイクリン
  • 塗り薬と抗菌薬を数ヶ月続けても繰り返す → イソトレチノイン
  • 刺激が強くて塗り薬が続かない → アゼライン酸
  • 赤ら顔でブツブツが出る → 酒皶の可能性。別の薬を使う

イソトレチノインとドキシサイクリンは一緒に飲めません

この2つはどちらも重症のニキビに使われますが、併用すると頭蓋内圧が上がるおそれがあるため一緒に服用できません。片方を使うときはもう片方を中止してください。詳しくは併用の可否で扱います。

強さの根拠は学会ガイドラインの推奨度

ニキビ治療薬を比べるとき、口コミや体感だけで判断すると迷います。日本皮膚科学会は47のクリニカルクエスチョンごとに臨床試験を評価し、AからC2までの推奨度を付けています。主要な項目は次のとおりです。

項目 推奨度 ガイドラインの推奨文
アダパレン0.1%/過酸化ベンゾイル2.5%配合ゲル+内服抗菌薬 A 炎症性皮疹(中等症から最重症)に強く推奨する
アダパレン0.1%/過酸化ベンゾイル2.5%配合ゲル A 炎症性皮疹(中等症から重症)に強く推奨する
内服抗菌薬(ドキシサイクリン) A 炎症性皮疹に強く推奨する
外用抗菌薬(オゼノキサシン等) A 炎症性皮疹に強く推奨する
過酸化ベンゾイル2.5%ゲル(炎症軽快後の維持) A 症状が治まった状態を保つために強く推奨する
アゼライン酸外用 C1 選択肢の一つとして推奨する。ただし保険適用外であることに配慮する
面皰への外用抗菌薬 C2 推奨しない

注目したいのは、単剤よりも配合ゲルと内服抗菌薬の併用が最も広い重症度をカバーしている点です。ガイドラインは、より多くの薬理作用を持つという観点から配合剤と併用療法を上位に置いています。つまり赤く腫れたニキビが広がっている段階では、塗り薬だけで粘るより飲み薬を足すほうが理にかなっています。

イソトレチノインだけ推奨度が付いていない理由

ランキング1位に置いたイソトレチノインには、このガイドラインで推奨度が付いていません。日本で未承認の医薬品だからです。評価が低いのではなく、評価の枠組みの外にあります。

海外では重症ニキビの標準治療として長く使われており、日本でも重症例に対する必要性は認識されています。皮膚科医を対象とした調査では、重症ニキビの治療経験がある医師の81.5%が必要または非常に必要と回答しました。それに対して実際に処方している医師は5.1%にとどまります。入手経路が自由診療か個人輸入に限られるのはこのためです。

イソトレチノインの用量の選び方や副作用はイソトレチノインの通販ガイドで詳しく扱っています。

ニキビ処方薬5種の効果と特徴

1位 イソトレチノイン(皮脂腺そのものを縮小させる)

イソトレチノイン20mg(アキュファイン)の箱とカプセルシート 有効成分 イソトレチノイン(ビタミンA誘導体)
剤形内服(カプセル)
含有量5mg / 10mg / 20mg
作用皮脂腺を縮小させ皮脂の分泌そのものを抑える
効果の目安4〜6か月の服用で完了する治療
国内での扱い未承認。自由診療か個人輸入のみ
Modelab(モデラボ)の最安値イソトレチノイン20mg 30錠 2,980円

他の薬が今ある炎症を鎮めるのに対し、イソトレチノインは皮脂が過剰に出る状態そのものを変えます。作用の質が違うため、塗り薬と抗菌薬を数ヶ月続けても繰り返す段階で選ばれます。

一方で、妊娠中は服用できず、服用中の血液検査も必要になります。効果が高いぶん扱いが難しい薬です。取り扱いは5mg10mg20mgの3規格です。

2位 エピデュオゲル(塗り薬で最も広い重症度をカバー)

エピデュオゲル(アダパレン0.1%・過酸化ベンゾイル2.5%配合ゲル)のチューブと外箱 有効成分 アダパレン0.1%+過酸化ベンゾイル2.5%
剤形外用(ゲル)
作用毛穴の詰まりを取り、アクネ菌の増殖も抑える
対応する重症度面皰から重症の炎症性皮疹まで
学会推奨度A(炎症性皮疹・面皰とも)
国内での扱い承認済み・保険適用あり
Modelab(モデラボ)の最安値エピデュオゲル 1本2,996円(5箱14,980円)

アダパレンが毛穴の詰まりを取り除き、過酸化ベンゾイルがアクネ菌に働きます。作用の異なる2成分が1本に入っているため、白ニキビから赤ニキビまで1本で対応できます。ガイドラインが塗り薬のなかで配合剤を上位に置いているのはこの理由です。

使い始めは乾燥や皮むけが出ることがあります。刺激が強いときは、塗る量を減らすか1日おきにするなど間隔を空けてください。

0.1%と0.3%のどちらを選ぶか

エピデュオゲルにはアダパレンの濃度が異なる2種類があります。0.3%配合のフォルテは日本国内で承認されていない濃度です。

比較項目 エピデュオゲル エピデュオゲルフォルテ
製品画像 エピデュオゲル(アダパレン0.1%配合)のチューブと外箱 エピデュオゲルフォルテ(アダパレン0.3%配合)のチューブと外箱
アダパレン濃度0.1%0.3%
過酸化ベンゾイル濃度どちらも2.5%
国内での扱い承認済み・保険適用あり未承認
学会推奨度A0.1%版の評価が対象
刺激標準強く出やすい
Modelab(モデラボ)の最安値1本2,996円1本3,196円

推奨度Aが付いているのは0.1%配合のほうです。まずエピデュオゲルを使い、刺激に慣れたうえで物足りなければフォルテに切り替えるという順序が現実的です。

3位 ドキシサイクリン(中等症以上で塗り薬に足す飲み薬)

ドキシサイクリン100mgのシートと外箱 有効成分 ドキシサイクリン
剤形内服(カプセル)
含有量100mg
作用抗菌作用に加え、炎症を抑える働きも報告されている
学会推奨度A(内服抗菌薬のなかで最上位)
国内での扱い承認済み・保険適用あり
Modelab(モデラボ)の最安値ドキシサイクリン100mg 1錠70円(100錠6,980円)

内服抗菌薬のなかでガイドラインが推奨度Aとしているのはドキシサイクリンとミノサイクリンです。ただしミノサイクリンは、有効性が同等でありながらめまいや色素沈着などの副作用の頻度が高いと記されています。そのため実際にはドキシサイクリンが選ばれやすくなっています。

耐性菌を避けるため、抗菌薬は炎症が治まるまでの期間に限って使い、長期に漫然と続けない使い方が基本です。ドキシサイクリン100mgを取り扱っています。

4位 オゼノキサシン(塗る抗菌薬)

オズウィッドローション2%(オゼノキサシン外用液)のボトルと外箱 有効成分 オゼノキサシン
剤形外用(ローション・クリーム)
作用ニューキノロン系の抗菌薬として炎症性皮疹に働く
学会推奨度A(炎症性皮疹)/C2(面皰には推奨しない)
向いている段階赤く腫れたニキビが出ている時期
国内での扱い承認済み・保険適用あり
Modelab(モデラボ)の最安値オズウィッドクリーム1% 1本2,327円(3本6,980円)

外用抗菌薬は炎症性皮疹に推奨度Aですが、白ニキビや黒ニキビだけの状態には推奨されていません。ガイドラインは面皰への外用抗菌薬をC2、つまり推奨しないと明記しています。菌が増えていない段階で抗菌薬を使っても意味がなく、耐性菌を招くためです。

クリームとローションの使い分け

比較項目 オズウィッドクリーム1% オズウィッドローション2%
製品画像 オズウィッドクリーム1%(オゼノキサシン外用クリーム)のチューブと外箱 オズウィッドローション2%(オゼノキサシン外用液)のボトルと外箱
濃度1%2%
使用感とどまりやすいのびがよく乾きが早い
向いている使い方気になる部分に狙って塗る広い範囲に薄く広げる
Modelab(モデラボ)の最安値1本2,327円(3本6,980円)1本3,327円(3本9,980円)

取り扱いはクリーム1%ローション2%の2種類です。頬全体など広い範囲に使うならローション、あごや口まわりなど部分的に使うならクリームという選び方になります。

5位 アゼライン酸(刺激が少なく続けやすい)

アゼライン酸クリーム20%15gのチューブと外箱 有効成分 アゼライン酸20%
剤形外用(クリーム)
内容量15g
作用角化の正常化と抗菌作用をあわせ持つ
学会推奨度C1(面皰・炎症性皮疹)
国内での扱い保険適用外。医療機関の自由診療のみ
Modelab(モデラボ)の最安値アゼライン酸クリーム20% 1本1,596円(5箱7,980円)

推奨度はC1で、エピデュオゲルより一段下がります。それでも選ばれるのは刺激の少なさです。エピデュオゲルやアダパレンで乾燥や皮むけが強く出て続けられなかった方の受け皿になります。

ガイドラインは推奨にあたり、保険適用外である点への配慮を求めています。国内では医療機関の自由診療でしか手に入らないためです。Modelab(モデラボ)ではアゼライン酸クリーム20%を取り扱っています。

併用してよい組み合わせと、してはいけない組み合わせ

ニキビ治療は1剤で完結しないことが多く、組み合わせの可否が結果を左右します。ガイドラインが推奨する併用と、避けるべき併用を整理します。

組み合わせ 可否 根拠
エピデュオゲル + ドキシサイクリン 推奨 中等症から最重症の炎症性皮疹に推奨度A
エピデュオゲル + オゼノキサシン アダパレンと外用抗菌薬の併用は軽症から重症で推奨度A
イソトレチノイン + エピデュオゲル 可(乾燥に注意) どちらも乾燥を招くため、刺激が出たら外用を減らす
イソトレチノイン + アゼライン酸 可(乾燥に注意) 同上
イソトレチノイン + ドキシサイクリン 不可 頭蓋内圧が上昇するおそれがある
イソトレチノイン + 高用量ビタミンA 不可 ビタミンA過剰症のリスクが高まる
面皰だけの状態 + 外用抗菌薬 推奨しない 面皰への外用抗菌薬は推奨度C2

イソトレチノインとテトラサイクリン系抗菌薬は併用できません

ドキシサイクリンとミノサイクリンはどちらもテトラサイクリン系にあたります。イソトレチノインと同時に服用すると頭蓋内圧が上がるおそれがあるため、併用は避けてください。抗菌薬からイソトレチノインへ切り替える場合は、抗菌薬を中止してから開始します。あわせて高用量のビタミンA製剤やサプリメントも、ビタミンA過剰症のリスクが高まるため同時に摂らないでください。

強さより役割の違いで組み合わせる

塗り薬は毛穴の詰まりと表面の炎症に働きます。一方で飲み薬は体の内側から菌や皮脂に働きます。作用する場所が違うため、両方を組み合わせると守備範囲が広がります。ガイドラインが配合ゲルと内服抗菌薬の併用を最も広い重症度で推奨しているのはこのためです。

ただし飲み薬どうしの組み合わせには制限があります。特にイソトレチノインは、他の内服薬との相性を必ず確認してから始めてください。

よく比較される薬との違い

トレチノインとイソトレチノインの違い

名前が似ていますが別の薬です。どちらもビタミンA誘導体ですが、剤形も使い方も異なります。

比較項目 トレチノイン イソトレチノイン
剤形外用(塗り薬)内服(飲み薬)
働く場所塗った部分の角質と毛穴全身の皮脂腺
主な用途面皰、しみ、肌の入れ替え重症・難治のニキビ
治療の考え方使っている間の効果合計量に達したら終了する
血液検査不要肝機能と脂質の確認が必要

塗るトレチノインは範囲を限って使う薬です。それに対してイソトレチノインは体全体の皮脂腺に働くため、扱いも慎重になります。強さを比べるというより、対象とする段階が違うと考えるほうが実態に合います。

エピデュオゲルとイソトレチノインはどちらを選ぶか

判断の分かれ目は、塗り薬を十分な期間続けたかどうかです。ガイドラインは軽症から重症までを外用薬でカバーする組み立てになっており、いきなり内服から始める構成にはなっていません。

  • まだ塗り薬を試していない、または数週間しか使っていない → エピデュオゲル
  • 塗り薬と抗菌薬を数ヶ月続けても、やめると再発する → イソトレチノインを検討
  • 顔全体に赤く腫れたニキビが広がっている → エピデュオゲル+ドキシサイクリンを先に試す

イソトレチノインは効果が高いぶん、妊娠中の使用ができず血液検査も必要です。手前の選択肢を試さずに飛びつく薬ではありません。

イソトレチノインの代わりになる薬はあるか

同じ働き方をする代替薬は国内にありません。皮脂腺そのものを縮小させる内服薬は他にないためです。そのうえで近い役割を担えるのは次の組み合わせです。

  • エピデュオゲル+ドキシサイクリン(ガイドラインが最重症まで推奨度Aとする併用)
  • エピデュオゲルフォルテ(国内未承認のアダパレン0.3%配合)
  • 炎症が治まった後の維持として過酸化ベンゾイル配合ゲルを継続

再発を繰り返す体質の場合、炎症が治まった後に何も使わないと戻りやすくなります。ガイドラインは炎症軽快後の維持に過酸化ベンゾイル2.5%ゲルを推奨度Aとしています。

ニキビ処方薬の費用はどれくらいかかるか

ニキビの処方薬は、保険が使えるかどうかで負担が大きく変わります。同じニキビの薬でも扱いが分かれるため、まずそこを整理します。

治療薬 国内での扱い 受け取り方
エピデュオゲル承認済み・保険適用皮膚科を受診すれば3割負担で処方される
ドキシサイクリン承認済み・保険適用同上
オゼノキサシン承認済み・保険適用同上
アゼライン酸保険適用外医療機関の自由診療で全額自己負担
イソトレチノイン未承認自由診療か個人輸入のみ
エピデュオゲルフォルテ(0.3%)未承認個人輸入のみ

保険が使える薬は自己負担が小さくなります

エピデュオゲル・ドキシサイクリン・オゼノキサシンは日本で承認されており、皮膚科を受診すれば3割負担で処方されます。エピデュオゲルの薬価は1gあたり83.5円なので、15g1本の自己負担はおよそ数百円です。通販で同じ成分を買うより明らかに安くなります。

通販に価格の利点があるのは保険が使えない薬

保険が使えない薬になると事情が変わります。イソトレチノインとアゼライン酸は全額自己負担になるため、入手先で負担が大きく動きます。

治療薬 国内の自由診療 Modelab(モデラボ)の最安値
イソトレチノイン20mg(30日分) 18,000〜30,000円 2,980円
アゼライン酸クリーム20%(15g) 1,980〜2,310円 1,596円

自由診療の金額は複数の皮膚科が公表している価格です。イソトレチノインは薬代に加えて初診料と、肝機能や脂質を確認する血液検査の費用がかかります。アゼライン酸の金額は医療機関専売品の実勢価格帯で、Modelab(モデラボ)の数字は5箱パックで購入したときの1本あたりです。

ニキビ処方薬はまとめ買いで単価が下がる

外用薬は数ヶ月続けて使うため、単品よりまとめ買いのほうが負担を抑えられます。

商品 単品 最大パック 1本あたり最安
アゼライン酸クリーム20%1本 3,980円5箱 7,980円1,596円
オズウィッドクリーム1%1本 2,980円3本 6,980円2,327円
エピデュオゲル1本 3,980円5箱 14,980円2,996円
エピデュオゲルフォルテ1本 4,980円5箱 15,980円3,196円
ドキシサイクリン100mg10錠 2,480円100錠 6,980円1錠70円

取り扱い商品の一覧はニキビ治療薬カテゴリから確認できます。

赤ら顔(酒皶)には別の薬を使う

頬や鼻が赤くなり、そこにブツブツが出る症状は、ニキビではなく酒皶(しゅさ)のことがあります。見た目が似ているため混同されやすいのですが、ガイドラインは尋常性痤瘡と酒皶を分けて治療法を示しています。

比較項目 ニキビ(尋常性痤瘡) 酒皶(しゅさ)
中心となる症状面皰から始まり炎症に進む持続する赤みに丘疹や膿疱が重なる
外用の第一選択アダパレン/過酸化ベンゾイル配合ゲル(A)メトロニダゾール(A)
イベルメクチン外用推奨項目なしC2
アゼライン酸C1C1

酒皶に使われるイベルメクチンクリーム

イベルメクチンクリーム1%のチューブと外箱 有効成分 イベルメクチン1%
剤形外用(クリーム)
対象丘疹膿疱型酒皶(第2度酒皶)
ニキビでの推奨度ガイドラインに推奨項目なし
酒皶での推奨度C2
Modelab(モデラボ)の最安値イベルメクチンクリーム1% 1本1,327円(3本3,980円)

イベルメクチンクリーム1%は、酒皶の丘疹膿疱型に使われる薬です。ニキビの治療アルゴリズムには登場しません。赤ら顔とブツブツが同時に出ている場合の選択肢として位置づけられます。

ただしガイドラインでの推奨度はC2です。丘疹膿疱型酒皶に推奨度Aが付いているのはメトロニダゾール外用で、アゼライン酸はC1とされています。自己判断で進めず、症状が続く場合は皮膚科で診断を受けてください。

ニキビ処方薬を通販で買うときに確認すること

国内で未承認の医薬品は、個人輸入という枠組みで入手します。厚生労働省が示す個人輸入の考え方では、自分自身が使用する目的なら数量の目安の範囲内で許可なく輸入できるとされています。数量の基準は医薬品の区分によって異なるため、詳しい条件は厚生労働省のページで確認してください。

通販で届いた処方薬の正規品を見分ける

確認箇所 本物で見られる状態 疑わしい状態
外箱の製造情報製造元名、製造番号、製造年月日、使用期限が印字されているいずれかが欠けている、印字がかすれている
成分と含有量の表示有効成分名と濃度が箱とチューブの両方に入っている片方にしかない、表記が一致しない
チューブ・シートの状態開封跡がなく封が保たれている一部が開いている、裸の錠剤が混ざっている
販売サイトの写真実物の写真が掲載され、届いた製品と見比べられるメーカー配布のイメージ画像だけ

通販を利用するときの前提

  • Modelab(モデラボ)の場合、インドから発送し到着まで7〜14日かかります
  • 送料は一律1,000円で、金額や点数によって変わりません
  • 梱包は匿名配送に対応し、外装から中身がわかる表示はされません
  • 個人輸入した医薬品は医薬品副作用被害救済制度の対象外です
  • 他人へ譲渡したり販売したりすることは認められていません

血液検査が必要な薬もある

イソトレチノインを続ける場合、肝機能と中性脂肪の変動を確認する検査が推奨されます。通販で購入すると検査は付いてこないため、健康診断や自費の血液検査を利用してください。数値に異常が出たら服用を中止します。

よくある質問

Q. 一番強いニキビ治療薬はどれですか?

A. 重症・難治のニキビに使う薬としてはイソトレチノインです。他の薬が今ある炎症を鎮めるのに対し、皮脂腺そのものを縮小させるという作用の違いがあります。ただし日本では未承認で、妊娠中は服用できず血液検査も必要です。国内で承認されている薬のなかで最も広い重症度をカバーするのは、アダパレン0.1%と過酸化ベンゾイル2.5%を配合したエピデュオゲルです。

併用についての質問

Q. イソトレチノインとエピデュオゲルは併用できますか?

A. 併用できます。ただしどちらも乾燥や皮むけを招くため、刺激が強く出たら外用の量や頻度を減らしてください。イソトレチノインの服用を終えた後に、再発を防ぐ維持療法として外用薬を続ける使い方もあります。

Q. イソトレチノインとドキシサイクリンは一緒に飲めますか?

A. 一緒に飲めません。ドキシサイクリンはテトラサイクリン系の抗菌薬で、イソトレチノインと併用すると頭蓋内圧が上がるおそれがあります。抗菌薬からイソトレチノインへ切り替える場合は、抗菌薬を中止してから始めてください。高用量のビタミンA製剤やサプリメントも同時に摂れません。

Q. イソトレチノインとアゼライン酸は併用できますか?

A. 併用できます。どちらも乾燥を招くため、肌の状態を見ながら量を調整してください。アゼライン酸は外用薬のなかでは刺激が少ないほうなので、イソトレチノイン服用中の肌でも使いやすい部類にあたります。

薬の違いと選び方

Q. トレチノインとイソトレチノインは何が違いますか?

A. 名前は似ていますが別の薬です。トレチノインは塗り薬で、塗った部分の角質と毛穴に働きます。イソトレチノインは飲み薬で、全身の皮脂腺に働きます。トレチノインは使っている間の効果ですが、イソトレチノインは合計量に達したら終了する治療という点も異なります。

Q. イソトレチノインの代わりになる薬はありますか?

A. 同じ働き方をする代替薬は国内にありません。皮脂腺そのものを縮小させる内服薬が他にないためです。近い役割を担えるのは、エピデュオゲルとドキシサイクリンの併用です。日本皮膚科学会のガイドラインは、この組み合わせを中等症から最重症の炎症性皮疹に推奨度Aとしています。

Q. 白ニキビにも抗菌薬を使ったほうがよいですか?

A. 使わないほうがよいとされています。ガイドラインは面皰への外用抗菌薬を推奨度C2、つまり推奨しないと明記しています。菌が増えていない段階で抗菌薬を使っても効果が期待できず、耐性菌を招くためです。白ニキビにはアダパレンや過酸化ベンゾイルが推奨度Aとされています。

効果と入手方法

Q. 効果が出るまでどのくらいかかりますか?

A. 外用薬は数週間から効果が見え始め、判断には2〜3か月が目安になります。内服抗菌薬は炎症が治まるまでの期間に限って使います。イソトレチノインは4〜6か月続ける治療で、月数よりも合計してどれだけ飲んだかが結果を左右します。

Q. 皮膚科と通販はどちらを選ぶべきですか?

A. 保険が使える薬なら皮膚科のほうが安く済みます。エピデュオゲル・ドキシサイクリン・オゼノキサシンは日本で承認されているため、受診すれば3割負担で処方されます。一方でイソトレチノインとアゼライン酸は保険が使えず全額自己負担になるため、通販との差が出ます。

Q. 市販薬では治せませんか?

A. 軽い段階なら市販薬で対応できることもあります。ただしアダパレンや過酸化ベンゾイル、抗菌薬といったガイドラインが推奨度Aとする成分は、日本では医療用医薬品にあたり薬局の店頭では買えません。赤く腫れたニキビが繰り返す段階であれば、処方薬を検討する段階にあります。

参考文献

まとめ

この記事のランキングは、体感ではなく学会ガイドラインの推奨度と、対象となる重症度にもとづいています。いずれも市販されていない処方薬です。整理すると次のようになります。

  • 白ニキビ・黒ニキビが中心 → エピデュオゲル(推奨度A)
  • 赤く腫れたニキビが広がっている → エピデュオゲル+ドキシサイクリン(推奨度A)
  • 塗り薬と抗菌薬を数ヶ月続けても再発する → イソトレチノイン
  • 刺激が強くて外用が続かない → アゼライン酸(推奨度C1)
  • 赤ら顔にブツブツ → 酒皶の可能性。イベルメクチンなど別の薬

費用と併用の注意

費用の考え方は保険が使えるかどうかで分かれます。エピデュオゲル・ドキシサイクリン・オゼノキサシンは日本で承認されているため、皮膚科を受診すれば3割負担で受け取れます。通販に価格の利点があるのは、保険が使えないイソトレチノインとアゼライン酸です。

そしてイソトレチノインとドキシサイクリンは併用できません。どちらも重症のニキビに使われる薬なので、切り替える際は必ず片方を中止してください。取り扱い商品はニキビ治療薬カテゴリから確認できます。イソトレチノインの用量の選び方はイソトレチノインの通販ガイドで詳しく扱っています。

本記事は医薬品の情報提供を目的としており、診断や治療を目的とするものではありません。掲載している推奨度は日本皮膚科学会のガイドラインにもとづくもので、実際の治療方針は個人の症状によって異なります。持病がある方や他の薬を服用中の方は、使用前に医師または薬剤師へご相談ください。個人輸入した医薬品の使用は自己責任となり、医薬品副作用被害救済制度の対象外です。